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異端の鳥のTA0ZIのレビュー・感想・評価

異端の鳥(2019年製作の映画)
4.6
第二次世界大戦期の"普通の人々"や社会的マイノリティーによる"悪"に焦点を当てた一作。とはいえ、露悪的な見せかたではなくてよかった。モノクロなのにかえって豊か。個人的には、タイトルは原題の英訳"The Painted Bird"、エンディング曲はボーカルなしがよかったなと。

下記、映画公式サイト
https://www.transformer.co.jp/m/itannotori/intro-story/
から引用

原作は自身もホロコーストの生き残りである、ポーランドの作家イェジー・コシンスキが1965年に発表した代表作「ペインティッド・バード(初版邦題:異端の鳥)」。ポーランドでは発禁書となり、作家自身も後に謎の自殺を遂げた“いわくつきの傑作”を映画化するために、チェコ出身のヴァーツラフ・マルホウル監督は3年をかけて17のバージョンのシナリオを用意。資金調達に4年をかけ、さらに主演のペトル・コトラールが自然に成長していく様を描く為、撮影に2年を費やし、最終的に計11年もの歳月をかけて映像化した。
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