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異端の鳥のsagayukiのレビュー・感想・評価

異端の鳥(2019年製作の映画)
3.8
今年一番の鬱映画。

物語は全部で9章に分かれており、それぞれの章で必ず主人公に対する蛮行、周りの人間との争いが起き、非常に観ていて辛い描写が多かった。

主人公は、9章の過程で出逢う人々を通して最初は純粋だった主人公の心情も段々と変化していく。

作品全体がモノクロで全体的に憂鬱であり、主人公の生き地獄が物凄くダイレクトに伝わった。

この映画は、人間の醜さ、愚かさを作品全体を通して描いており鑑賞した後は一番怖いのは自分も含め、人間自身なのかもしれないと思える作品であった。
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