りーん

異端の鳥のりーんのレビュー・感想・評価

異端の鳥(2019年製作の映画)
3.8
途中から早くこの旅路が終わればいいとさえ。
異端、よそ者、はみ出し者…何とでも言えるそのレッテルは生涯貼られたままなのだろうか。
何も言わずに時が流れ季節がうつろいゆく。表情で語る場面が多いのが印象的。
痛めつけられ追い出され、全てを否定された少年は瞳の光も声も失った。
だんだんと壊れていく様が見ていられない。
人間って汚くて強欲で醜い生き物だなってあらためて思う。
みんなあの鳥たちと変わらないのかも。

バリー・ペッパーさん適役すぎだし渋いしかっこよかった。彼に教えちゃいけないこと教えてたけど。
りーん

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