このレビューはネタバレを含みます
ネタバレなしで観に行ったらいきなり序盤で個人的な苦手要素で殴られた。
アングストの予告みたいに動物が無事じゃないです!って書いておいてほしかった…(※動物が無事じゃないのが苦手な人注意です)
けどまあまあまあなにしろ現代の映画ですし?実際に虐待されていることはないだろう作り物作り物と唱えて鑑賞。
なんか序盤で呪術師のばあさんに引き渡される前に、この子は疫病神だ不幸を齎すぞみたいに叫んでた村人いたよね、有能な予言者か?
まさにその通りになっていって最初はウワ…って感じなんだけど、なにしろエピソードが多いので途中から次はどんなやばい出来事が起こるんだ!?次はどんな地獄を見せてくれるんだ!?って楽しく見れた。
長い上映時間×モノクロでダレさせず観させる構成がうまい。
ラストは迎えに来た父親の境遇に少し歩み寄りの可能性を見せるけど、絶対ハッピーエンドじゃないでしょ。
万引き冤罪の報復でのコロシエピソードがなければまだ更生の余地はある気もするけど将来ロクな大人にならないだろうな…
あの鳥のエピソード、一回汚れてしまったらもう元には戻れない比喩にも思えた。
しかしこれ名作で傑作なのは間違いないんだけど人に勧めづらい&あまり見返したい気分にはなれない点において、なんとなく自分の中で神々のたそがれと同じカテゴリいる作品。