samiam

秘密への招待状のsamiamのネタバレレビュー・内容・結末

秘密への招待状(2019年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

また、心震える作品に出会えた。🤗
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」を観てミッシェル・ウィリアムズが大好きになりそれ以来彼女の出演作を何本も観てきたが、他の作品では「マンチェスター。。。」ほどの演技と思えたことがなかった。
本作はあの時と同様な感動を久しぶりにもう一度味わえた。。。
彼女の真骨頂とも言える役柄なのではないかと。。。
ジュリアン・ムーアも大好きな役者さんの一人。Fan!登録しそびれていたけど。😅 彼女の演技も凄かった。これまた「ハンズ・オブ・ラブ」を観た時と同様な感動が。。。

観終わってみれば、ストーリーはいたってシンプル。なんの捻りも無いので、Filma全体の平均評価が低い(現時点で3.3)ことも理解できる。ただ、予告も前情報も一切見ずに済んだ私には、場所も分からない空撮のプロローグから森の中を5人で歩くエンディングまで、ストーリーも相当楽しめた。
😄👍

以下ネタバレ
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予告を見たかたや、勘のいいかたは、邦題や原題からおおよそのストーリーが見えてしまったのではないだろうか。私は途中までテレサがイザベルの孤児院を寄附先に選んだのは偶然で、寄附先に他の候補があると言って滞在を延ばさせたのも、娘の結婚式に招待したのも意図があると思っていなかった。また、寄附の額を10倍に変え基金という形にして更に滞在を延ばさせたことも娘との関係が判明したあとに思いついたことと思っていた。。。

頭の悪い私は、テレサが末期癌であることを告白して初めて、全てのことがテレサの最初からの計画であり、末期癌を最期まで隠し通せなかったこと以外はすべてが彼女が描いたシナリオ通りであることを理解した。遅い!😅

もしかしたら評価の低い方々は、ストーリーの先が簡単に見えてしまったり、テレサの独善的とも言える強引で金で全てを解決しようとするやり方に反感を抱いたり、ほとんど全てのことが思い通りに運ぶことに違和感を感じたのではないかと想像した。
そういう意味では、イザベル・ユペールの「ポルトガル、夏の終り」の様に策略を練って人を集めたが、まったくシナリオ通りにいかなかった方が現実味があったかも知れない。🤔
しかしわたし的には彼女たちの演技から全然違和感無くそれらのことも納得して受け容れてしまった。。。😆

旦那が倒木で壊れた鳥の巣をテレサの部屋から持ち出したことをテレサがことさらに怒ったエピソードの意味が最後まで分からなかったが、旦那がその後に敢えて引き出しから薬を見つける動機を逆に与える為の伏線だったのだね。。。ということに鑑賞後に気付いた。遅い!😅
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