このレビューはネタバレを含みます
インドで孤児院を経営するイザベル(ミシェル・ウィリアムズ)と、NYでメディア会社を経営するテレサ(ジュリアン・ムーア)。
テレサは支援の話をするためイザベルをNYに呼び、更に娘の結婚式に招待する。式場でイザベルは、テレサの夫がイザベルの元恋人オスカーで、新婦グレイスはオスカーとの間にできた娘であることに気付く…というストーリー。
テレサがどうして夫の元カノであり、グレイスの実の母であるイザベルを、NYに呼び寄せたのか…❓(←予告でココまで分かる)
その答えがどうしても知りたくて見ました。
テレサは一体何を企んでいるのか…⁉️
何か復讐的なことを想像してましたが、死にゆく人が、残された家族👨👩👦👦のために、自分の代わりを自ら探しておく、という話でした。
実の娘のように育ててきたグレイスと、双子👬の男の子の母親役を任せられるのは、グレイスの実の母であるイザベルしかいない。
テレサが死ぬまで何も変えたくないから家族に告げずにいた気持ちも分かるけど、体調悪くなればいずれはバレるだろうし、私がグレイスなら、やっぱり「愛してる」と想いをきちんと言葉で伝えておきたいし、思い出もいっぱい作って濃密に過ごして、その時を迎えたい。。
儲かってる会社も売り、さあ、準備万端⁉️いつ自分がいなくなっても大丈夫‼️となった時、夫の前で、「死にたくない😭」と号泣するテレサにもらい泣き…。
さすがの演技力でした。
イザベルが娘を産んですぐ消えたことがサラッと説明されただけで、もう少しその時の様子や心情を見たかったし、インドで孤児院をやるまでの経緯も深堀りして欲しかったと思う。
それに、グレイスが、夫が言った通り、一度捨てられたことに変わりないのに、すぐに実の母イザベルと何のわだかまりもなく打ち解けていくのにモヤっとしました😕
この邦題からサスペンスかと思いきや、母が子を思う気持ちを描いた人間ドラマでした。
良い話なんだけど、ちょっと描写が物足りなくて響かなかったな〜💧