エンドロール

秘密への招待状のエンドロールのネタバレレビュー・内容・結末

秘密への招待状(2019年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

意図せず、ジュリアン・ムーアとミシェル・ウィリアムズの組合せが続いた。
あらすじを読んで、ジュリアン・ムーアの役どころがサイコパスなのかと思っていた。そしてそういう内容を期待してしまっていたのだが(!)実際とびきり良い人で、良い意味で裏切られた。
あんな再会が偶然だとしたら出来過ぎている。映画だったら奇跡としてギリギリアリかな、と思うが作中でもやはり偶然ではなかった。
家族とは言え複雑な関係性。
グレイスがママに大好きだと伝えるシーンと、死にたくないと正直に訴えるテレサを受け止めるオスカーの涙にもらい泣き。
印象的だったのがラストのくだり。イザベルはそれまで自分にしか務まらないと思っていたポストが、代わりの誰かで務まるのだと理解する。寂しく、無力感に襲われる。イザベルにはまた別の、必要としてくれる人々との出逢いがあって良かった。