NHKの黒木華ちゃん主演のドラマが大好きで観に行きました。
日本の映画界を牽引してきた角川春樹氏の引退作とのこと。私の勘違いでなければ、小松原のお見合い相手のお父様を春樹氏が演じていたような? 気のせいかな。
ストーリーの筋はドラマで承知だったものの、みおとのえが再会する場面で、また、まんまと泣いてしまいました。
人との温かい繋がりに、とにかく癒されるんです。
みおとのえ、みおとおりょんさん、みおと小松原、みおと「つる家」の店主……あげたらキリがないですが、みんなが当然のように想い合ってるあの世界が、本当に大好きです。
みおの料理がみんなの心を丸くしているのかな?
女性の料理人などほとんどいなかったであろうあの時代に、懸命に精進するみおはカッコいい。
それから特筆すべきは、人の目線で映したかようなカメラワーク。
おりょんさんがお辞儀をしたら見切れるとか。まるで「つる家」のお客になったかのような臨場感があり、素晴らしかったです。
鬼滅と同じ時期の公開っていうのが痛いですね。
こんないい作品が埋もれてしまうのが、残念。もっと、多くの人に観てほしい。