Ryan

レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想いのRyanのレビュー・感想・評価

3.7
"不死身"のブラピだぁー!


ストーリー
戦いの記憶から逃れる為、深い山奥の牧場で生活を送る元騎兵隊の父と3人の息子達。時は流れ、息子達はそれぞれの思いを胸に人生を模索してゆくが、強大な運命がやがて一家を巻き込んでゆく......。


主演 ブラッド・ピット
監督 エドワード・ズウィック


50年間の記憶と記録。
三人兄弟の壮大な西部劇。

面白い。
昔、観たことがあったのか所々見覚えのあるシーンがあり「昔観た!」の記憶が蘇った。
今思えば今作は「呪い」がテーマの様にも感じる。
当時はそうとは気づかなかったな。

絶対に死なないブラピの闇落ちと彼の"死戦"を掻い潜るたびに変わる表情と目の演技はたまらない。
結局、あの女性が原因の様に感じられる気もする。
全体的に一種の神話として描いてあり、受け取り方は人それぞれによってかなり違ったものとなるだろう。
残念なのはラスト。
かなり足早に描きすぎて勿体無い。
それまではゆっくり丁寧に描き、激動の時代を生きた証人的立ち位置だったのに、主観が入ると物語が弱くなっていった。

個人的に1920年代の禁酒法時代がどうにも好きで、酒を売るだけなのに荒くれ者扱いされ法律が機能していないこの無法時代を今作でも描いてあって好みであった。

それにしてもアンソニーホプキンスのあの演技は素晴らしい。
名優達の演技合戦が急に始まり、物語もテンポを上げ必死で喰らいつくので精一杯だった。

ブラピの長髪が美人であった。
Ryan

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