中国の一人っ子政策、学校では「人口増加対策・飢餓防止策として、子どもを産める数を1夫婦につき1人に制限した。そのため現在では働き手を担う若い世代が不足し新たな問題となっている。」くらいのことしか教えられなかった。政府の方針が現場ではどのような形で実行され、市井の人たちがどれほど苦しんだのか。このドキュメンタリーではあまりにも生々しく実態に迫っており、自分の認識の軽さを思い知らされた。
ドキュメンタリーだから作り物ではない本物の写真や映像が流れる。トラウマになるような場面が多々あり、家族や友人に視聴を勧めることはとてもできないとも感じた。（特にお子さんがいる方、お子さんを望まれている方は見ない方が心の健康のためだと思う）
それでも一人っ子政策真っ只中の中国に生まれた監督が撮ったこの映像には多大な価値がある。
なんかこう、もっといろいろ助け合ってうまくいったらいいのに。
