ねこず

マリッジ・ストーリーのねこずのレビュー・感想・評価

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)
4.0
離婚訴訟が家族を壊していく様を、エンタメ業界という設定にすることで華やかさを足して描いている。サブストーリーとして業界の世界を垣間見ることができる。
ストーリー離婚訴訟のえげつなさを描くパートが長すぎる。リアリティを追求しているのか、コメディ要素を強めたいのかどっちつかず。父・夫の切なさと情けなさを描き切っている反面、母の心情は描写が不足。
映像は、美男美女の夫婦や可愛い息子、美人弁護士を明るいLAで描き、象徴的に描いている。見やすい。
配役、演技、夫婦役が美しい。
ところどころコミカルでありながら、夫役に同情し笑いきれない部分もある。アメリカ文化が下地にないと、同情が勝ってしまう。

演出 (描き方、表現方法)1
ストーリー(展開、ラスト)0.4
映像 1
配役/演技 1
コメディセンス 0.6
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