幸せなシーンと辛いシーンの落差がすごすぎて凄い。
見どころと言ったらもうどれも喋ってるシーンになるのだけど、序盤のスカヨハの長ゼリフと終盤のスカヨハとアダム・ドライバーの言い合いが圧巻でしたね。
もう、アダム・ドライバーの泣く演技がマジでキタ。マジで泣いてんだもん。マジで泣くストーリーでマジで泣いてんだもんアダム・ドライバー。それにつられるカタチで泣くスカヨハ。
泣き映画でした。
今作はやっぱりスカヨハすげぇな。今が一番ノッてるんじゃないか、ってぐらい素晴らしい演技だと感じました。
だが俺はそれ以上にアダム・ドライバーにめちゃくちゃ惹かれてしまった。いとも容易くこちらの懐に飛び込んで心をわしづかみにする愛くるしい演技、キャラクター。コミカルでクスッとくるけど安っぽく見えないのは、彼にちゃんと芯があるからだろう。
当たり前だけど見ていて退屈しない俳優っていうのは良いよね。
「パターソン」「沈黙」をはじめ、彼の数々の出演作品を観てきたけど、やっと全てを出し切れた作品に出会えたんじゃないだろうか。
でも、おそらく彼の代表作にはならないのだろう。これはスカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライバーの、二人の作品だから。
あと一つ分かったことがある、LAは広いらしい。