以前も書いたのですが、ちょっとノア・バームバックの作品がどうも苦手なんです。
今回もオープニングから、ああもうなんかポエムみたいなCMみたいな感じで無理かも...と思ったんですが、でもまさかこのままポエムが続く訳はないなと思ったらやはりそうで、なかなかの展開に、私的に今回は大丈夫なノアさん作品でした。キャストの良さも大きいな。
女優との結婚は大変と聞くけれど、こういうことかーというお話(またこれもノア自身が女優と結婚&離婚&再婚してるから何気に自叙伝ぽくあってしかも何となく自慢してるだろノアてめぇって感じでやっぱり穿ってしまうw)。
スカヨハさんは時々フランシス・マクドーマンドに見える程ナチュラルで感情のこもった演技。アダムドライバーも不思議と魅力あるんだよなー。最初ドラマで見た時は役柄のせいもあってキモかったけど、今やだいぶ好きな俳優さんです。2人の息子役の子もかわいかったなー。
スカヨハとアダムはお互いの感情をぶつけ合ってとても良いコンビネーションというか混ざり方をしていたわ。
なんだこいつというハイソサエティ女を演じるのが上手なローラダーンさんも、どっかにいそうな年増女性を好演でしたね。
画質というか色みとかがクレイマークレイマーとかウディアレンの映画っぽい雰囲気を持っていてちょっとレトロでよき。
途中まで特に感動とかしてなかったんですが、ラストシーン(コメント欄にネタバレで記します)でうっかり泣けた。くそうw
という訳でバームバック監督を苦手じゃなくなる日が来るかもしれない。
