2019年ラストに選んだのはこの映画。
離婚裁判を題材にした物語だけど、なんでもないところからこぼれ落ちる深い愛にボロボロと泣きました。好きじゃなくなったから離婚とか、浮気されたから離婚とか、そんな簡単な話じゃなくて。たくさん傷つけて、でも本当に言いたい言葉はそれじゃない。もどかしくて自分が嫌になる。仕方なく弁護士を立てたけど、お互いの意思とは違うところでどんどん進んでいく。きっと初めのシーンであの手紙を読んでいても同じ結果だったと思う。
愛って本当に難しいなと思ってしまった。あんだけ喧嘩してもお互いを思いやって愛しているのが伝わってくるんだもの。そりゃ周りも分からないです、見当違いなことを議論されちゃうはずです。
主演二人が素晴らしい。悩む二人を完璧に生きてた。きっとこれからもあの二人はお互いを気にかけながら子供と生きていくんだろうなと想像できて、切なくも嬉しくなった。
今年最後に素晴らしい映画に出会えて幸せです。今年1年も映画にも皆様にも大変お世話になりました。また来年。良いお年をお迎えください。
“I fell in love with him two seconds after I saw him.”
