Netflixって、家でゴロゴロしながらポテチとか食って、ぼーっと見るようなやつじゃない？
そう考えてる人々の脳みそに雷を落としちゃう、画期的な作品。私もそのうちのひとりでした。
こういう離婚がテーマの作品は「恋の魔法が解けた後」を中心にしたものが多くて、やけに暗くてドロドロでしんどいんだよなあと正直避けてましたが
スカーレット・ヨハンソンがクリス・エヴァンスとの対談で「自分の経験を作品に活かすというより、作品を通して自分の気持ちを整理しようとした」と話していたのを思い出して、これはただの恋愛映画ではないのかも、と思い鑑賞しました。
一番驚いたのは、お！暗くない！ということ。
そんでもって無理やりなロマンチックでもないし、すごく良いバランスに包まれていた。そしてリアルで人間らしい。スカヨハの歯に野菜が挟まってるのをみてこれは尋常じゃない作品だなと確信しました笑
アダム・ドライバーも絶妙にいい！クールなイクメンと孤独で惨めな男の間を自然に埋めている感じ。あの雰囲気は彼にしか出せないと思う。
そして喧嘩のシーンはまばたきが出来なかった。
ただこの場面がネガティブなものではなく、閉ざした疑問から自由になる道筋、かつてあった愛がまだ存在していることを確かめるように描かれているのがすごい。2人も俳優として心から楽しんでいる感じがして、自然と引き込まれていきました。
今までなかった切り口から離婚を語る。
観た後なぜか心が満たされて、
家族を大切にしようと思える素敵な映画でした。
