Unboludo

WASP ネットワークのUnboludoのレビュー・感想・評価

WASP ネットワーク(2019年製作の映画)
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題材が面白すぎ。テンポも良かった。コスタガブラス程真面目じゃないし、よりエンターテインメントな感じ。
アサイヤスの映画を見ると常に彼が映画表現を楽しんでいるように思える、純粋な映画作家だ彼は。同じ価値観としてデプレシャンが思いつくが、彼ほどには自己を分散させたり癖は出さない

ゴーティエでのイルマヴェップの時期からそうだが、アサイヤスはイマジナリーラインを割ることで遊びたいのね。普通にラインを割ることもあればレールや手持ちによる移動もあるが、非常に単純なやり方なんだけど、シナリオとしっかり呼応しているからやっぱり良いのよね。だからアサイヤスのカットバックは印象的。彼の映画ではカットバックがフィックスってことは滅多にない。

キューバ訛りのスペイン語はやっぱり聞きづらかった。よく知るラティーノの俳優が皆んな訛りでクバーノを演じてた中、レオナルドスバラリャはしっかりsを弾いてて笑った。アルゼンチン訛りが抜けてない笑
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