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「WASP ネットワーク」に投稿された感想・評価

Reina

Reinaの感想・評価

3.0
90年代のキューバ内外ににおけるスパイ活動を焦点とした作品。
しかし出てくる要素が多すぎるので混乱必至。その上、前半と後半で見方が全く変わる構成になっている。

国家転覆を阻止するキューバ側の人と、アメリカに亡命しキューバ民主化運動を組織する人と、その家族の長年にわたる戦い。
つまらなくはないけど、そもそもキューバはいまだ民主化していないので、誰が正義とか云々よりかは、だいぶ淡々としたドキュメンタリー的な作りになっている。

キューバでの撮影中は当局の監視が付いていたらしい。
メインキャストで唯一のキューバ人であるアナ・デ・アルマスはこんなのに出て大丈夫だろうか。(どうでもいいけどもうベン・アフレックの影がチラついて最悪です)
ノンフィクションスパイ映画。
NETFLIXオリジナル作品。

ソヴィエト連邦崩壊後の90年代が舞台。
主人公のレネ・ゴンザレスはキューバでパイロットをしていたが、家族を残したまま突然アメリカに亡命してしまう。
彼の目的とは?という話。

当時のキューバとアメリカの関係が良く分かる作品。
もともと犬猿の仲ではあったが、裏ではこんなことが行われていたとは知らなかった。

ノンフィクションなので派手な演出は無く、淡々と話は進んでいく。
残念なのはちょっと事情が複雑なのに何の説明もないから置いて行かれそうになるところ。
せっかくドラマ仕立てにしたんだから、その辺は頑張って欲しかった。
もしくはドキュメンタリー仕立てにした方が良い題材だったのかもしれないと感じた。

テーマも内容も面白く、最後までしっかり観れただけに、ちょっと演出面が残念でした。
カツマ

カツマの感想・評価

3.6
隠された真意、その裏にある真実。天秤にかけられたのは果たして何か。愛する家族、懐かしき故郷、それら全てを手放してまで成し遂げたかった大義とは。歴史の隙間でもがきながら、数奇な運命に翻弄される亡命者とその家族たち。ただ、家族と共に生きていきたい、その想いが画面上から滲みながらも、その遠すぎる距離に砂時計の砂は無機質な音を立てて落ちていた。

近年では『パーソナル・ショッパー』で高い評価を得たオリヴィエ・アサイヤス監督の新作は、昨年の東京国際映画祭で先行公開され、今年になってNetflixからの配信という形で公開された。今作は入り組んだ物語を持ちながら、信じ難いことに実話ベースであり、原作はフェルナンド・モライスのノンフィクション小説から取られている。キャスト陣は驚くほどに豪華。キューバとマイアミを舞台に、海を隔てて暗躍した名も知らぬ売国奴たちの、人生のページを破り捨てる音がする。

〜あらすじ〜

1990年代に入り、ソ連崩壊の煽りを受けたキューバ政権は徐々にその状勢の不安定さを増していた。反キューバ勢力は次々とアメリカに亡命し、確実にその地で勢力を拡大しようとしていた。
そしてある朝、パイロットのレネ・ゴンザレスはいつものように妻と娘にキスをして家を出た。だが、彼が飛んだのはアメリカのマイアミ。キューバでの生活に嫌気が指していた彼は、家族と離れ離れになってまで亡命という道を選んだ。一方、残された妻オルガらは捨てられた、という意識を強く内包するも、夫との手紙での連絡を絶やすことはなかった。
マイアミにて。レネは反キューバ組織に身を寄せ、そこで亡命者の支援にあたることとなる。アメリカでの活動も順風満帆、あとは家族を呼び寄せて、再び家庭を取り戻したいと思っていた。だが、彼の行動にはまた他の理由が隠されていて・・。

〜見どころと感想〜

この映画は前半と後半で視点がぐるりと変わるため、全体像を理解しづらい展開を持つ。何人かの人物に主観を委ねているせいもあり、群像劇の形を取りながら、物凄いスピードで真実の事件に肉薄していく。問題は何が正義で、誰が正しいのか、という軸を固定しづらい点にあり、静かなる転換点に立った時にともすれば置いてきぼりを食らう可能性もあるだろう。キューバ側、アメリカ側。キューバにいるゲリラ、キューバにいるゲリラのスパイ、などなど、納得の人物相関図が出来上がるまで少し苦労した作品だった。

そんな今作の一番の見どころはやはりキャストだろう。ペネロペ・クルス、ガエル・ガルシア・ベルナル、エドガー・ラミレスなどなど、ラテン系のスター俳優揃い踏みは壮観である。007の新作にも出演している売れっ子、アナ・デ・アルマスもその美貌を解放しているが、役柄として彼女でなくてはならない、という必然性はあまり感じなかったか、豪華キャストをやや持て余してしまった感もあった。

キューバという国はやや特殊であると思う。カストロは独裁者ではあったが、一部では英雄視されている向きもあるし、そのあたりの微妙な匙加減が本作における登場人物の行動原理を分かりづらくしていた。ただ、実話だからこそ真実は拗れていて、簡単な出口を用意しなかったということなのかもしれない。

〜あとがき〜

やや展開的に宙ぶらりんな部分があり、消化不良が残った作品でしたね。何故そこでその人物が捕縛されるのか、などなど、伏線が分かりづらく、回収されない伏線まであるので、尚更複雑な構造に拍車がかかります。

とはいえ、この時期のキューバとアメリカの関係性を描いた作品は決して多くはないため、歴史の1ページとしての資料価値にもなり得る作品。キューバを飛び出した勇気ある人たちの、実際にあった運命の末路を見届けてほしい作品でした。
すごい面白い話なんだけれど、いまいちパッとしない映画
「カルロス」の続きの話なんだろう

ソ連崩壊で危機にさらされたキューバのカストロ政権
ハバナからほど近いマイアミに亡命したキューバ人が親米反政府組織を立ち上げていくのだが、同時にこの組織に侵入してテロを未然に防いでいたキューバ政府の「WASPネットワーク」という反米スパイ集団がいたという話。
資源の枯渇したキューバの重要な産業が観光業で、テロリストがビーチやリゾート、観光地を狙ってキューバの観光を壊滅させてを治安の悪い国にしてしまおうというのも興味深い。

逸話、登場人物が多く話がぶつ切りで、淡々と進んでいくのだが、
祖国を裏切った売国奴扱いを国では受けるが、実は政府の下で働くスパイたち、よりもその複雑な身分、キューバ、アメリカそれぞれの国の待遇に振り回される妻たちが魅力的。

スパイを勝手にやめてキューバに帰った夫に、スパイの事実さえ知らずに捨てられたアナ・デ・アルマス。久々に再会した夫に、何年も前に黙って出国したことを詰問するペネロペ・クルス。彼女たちの表情を見ていると、アサイヤスは女優の表情を撮るのこそ上手いのだなと思う。
たろう

たろうの感想・評価

4.2
ストーリーは少し理解しにくい。
しかし、映画の中で登場人物たちが大切にしている軸が、国や家族であり、その間で闘ってい揺れ動いている姿には、共感し心を打たれた。

大切な人たちと離れ離れになる悲しいシーンもあるが、キューバ音楽やマイヤミの気持ちの良い景色がそれを癒してくれる。

家族愛の美しさに心を打たれ、主人公たちの堂々たる姿に勇気が貰える映画。
大鳥涙

大鳥涙の感想・評価

3.0
Netflix
カルロスの姉妹編みたいな印象。こういったジャーナリスティックな作品は好みで、役者も豪華だし、演出も確かだし、映画館にかけてもいいと思うけど...
どなたかも書かれていたが、思い切って長編にして欲しかった。ドラマ部分をもっとじっくり観たかったというフラストレーションは残る。とはいえ、見応えは十分で、近代史の勉強にもなった。
やっぱりペネロペ・クルスは存在感がある。
ゆみな

ゆみなの感想・評価

2.8
キャスト豪華なのに活かしきれてないのがもったいないなぁ。ダイジェスト観てる感じ。ドラマ向きな話なのかも。
面白かったです。でも、アメリカと中南米の歴史や移民問題、キューバ解放運動などの政治的・社会的背景をある程度理解してから観ないと、ストーリーについて行けなくなること確実。その辺りの細かな説明は出てこないので、事前の予習をお勧めします。

タイトルのWASP、トランプが大統領になった頃にメキシコとの国境に壁を作るというニュースでよく出てきたよね。5年前にキューバへ行った時、経済的には豊かではないものの地元の人達が凄く明るくて笑顔で、それでいてのんびりと穏やかな暮らしをしていて、音楽とダンスが大好きで、私にはとても幸せそうに見えました。
momoko

momokoの感想・評価

3.0
キューバ解放など
詳しく知ってたら面白かったのかな。

キャストはみんないいのに
うまくまとまってないというか
なんとも言えない映画でした。
映画的な面白さを、あまり感じられなく残念。実話を元にしたとはいえ、淡々と話が進んで、驚くべき所で驚けず。。アモーレス・ペロスのガエル君の老け具合に一番驚いた。
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