葛飾北斎の生涯を4つの章に分けた自伝風映画。
破天荒な人間性からきっと好き嫌いが分かれる性格の中で良い出会いが彼をさらに成長させていく。
映画を観る限り、彼は鬼気でも狂気でもない。表すなら奇々なのかも。
江戸時代と言えば泰平の世の中を想像するが、しかしそこは武士の時代。
様々な軋轢の中で盟友は死んで行く。
そんな中でも彼はなんと90まで生き、生涯に亘って絵を描き続けた。
田中泯さんの凄い演技に圧倒されつつ他の俳優陣も素晴らしかった。
もっと色々なエピソードがあるはずだけど2時間では足りなかったか!