シャイアラブーフが自らのセラピーのために書き下ろしたらしい脚本で、監督は女性です。子供の頃をノアジュプが、青年期を（て言ってもシャイアも若い←34になってた…）絶対外さないルーカスヘッジズ。過去と現在（治療中の）を行きつ戻りつしながら、どんな父親（シャイア自身が演じる」で、どんな関係だったか、周りにどんな人がいたのか。割と淡々とかつドリーミーに描いていて、FKAツイッグズがなかなか良い役どころなんだけど、本当にいたのか夢なのかみたいなキャラクターでした。なぜかこの2人がプールで戯れる＝お父ちゃんがストリップバーにいるところでグッときた。ヘッジズはやはりシャイアの仕草とか勉強してるなっていう感じはするけど、単なる物真似にはなってなくて良かったですね。いい塩梅。そして、施設で同質なパーシー（バイロンバウワーズ）の飄々とした風情もとても良かった。ローラサンジャコモ（セックスと嘘とビデオテープの奔放な妹ちゃん）があのまま歳をとった感じになっててすぐ分かったのすごい。じんわりと良い映画です。あとで調べるけど、ノアジュプの労働環境とかはちゃんとしてそう。あと、多分冒頭はなんらかのアクション映画を撮影しているので、予想外にでかい音でびっくりします。
公式 https://gaga.ne.jp/honeyboy/
字幕翻訳／栗原とみ子
2020/08/09
アップリンク吉祥寺 スクリーン3 D列
