汗ダク

娘は戦場で生まれたの汗ダクのレビュー・感想・評価

娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)
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恐怖と悲しみでどうしたらいいか分からない。爆弾が落とされる度にその大きな音と人々の叫び声が耳から離れない。
死と隣り合わせの状況の中彼らは戦い続けた。

今まで見たことの無い数の死体、無造作に置かれる死体、地には苦しんだ人々の拭いきれない量の血が流れている。

重症をおった母のお腹から引きずり出される赤ん坊は、泣くことはなく医師たちは神に祈るしかなかった。
子供を無くした母親、兄弟を無くした子供

母親は動かぬ我が子を抱き抱えて「私の子に触らないで」と叫んでいる。
兄弟は、「僕達はなにもしていないのに」と血を流し、涙を流している。
彼らの声は爆撃音にかき消され届くことはなかった。

どんな状況にあろうと人々は愛を忘れず必死に生きようとしていたのだ。

辛すぎて声もでないし、ただ、画面上でみているだけでこんなにも怖くて悲しくて辛いのに、現地にいた人々の気持ちは我々には決してはかりきれないであろう。
ウクライナとロシアの戦争を思い出させるドキュメンタリー. 全人類見るべきだと思います。

こんなことは決してあってはならない。
汗ダク

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