正直いって、ラストに明かされる真相が衝撃的過ぎて、大人になりきれない男たちのグダグダな証拠隠滅作戦のオモシロが吹っ飛びました。これ観た後になんて言って良いんだか、もう全然わからない。
前作同様にダニエル(ズ)監督の”モラルの飛び越え方”は切れ味抜群で、例えるなら「太刀捌きがあまりに華麗なもんだから、斬られたことにも気付けないまま、血が流れている」って感じです。
私的には、この町で唯一”まともな人”である女性警官2名がコンビを組んでいるところがお気に入り。おばあちゃん署長と若手の婦警のコンビなんて現実的ではないのかもしれないけど、私はどうしても「ファーゴ」の未来の時間軸のように想像してしまって、ワクワクするのです。