きー坊

Redのきー坊のレビュー・感想・評価

Red(2020年製作の映画)
3.0
2020年182本目。賛否両論ある作品だという記事をちょっと前に読んで気になったので鑑賞📽

村主塔子(夏帆)は、平凡な結婚に可愛い娘、ごく普通の家族を持ち過ごしていた。そんな中、10年ぶりに再会した元恋人・鞍田(妻夫木聡)によって、塔子の生活が徐々に歯車が狂い出していく官能的なラブストーリー。

夏帆さんは、作品ごとにそのキャラクター然とする佇まいが違っていて安心感があって良かった👏妻夫木聡さんの儚い表情とか危うげな雰囲気も、はっと息を呑むほどだった😦

【感想】
1.静のトーンに染まる間宮祥太朗
今回個人的には、間宮祥太朗さんの演技が1番印象に残った。間宮祥太朗さんには、コミカルな演技と劇画調のビジュアルが相まった強烈なキャラクターを演じてる印象が強かったので、静の演技が新鮮に感じられた😌

2.固定観念と無自覚なプレッシャー
真(間宮祥太朗)とその母親が持つ「女性は家に入るべき」と言わんばかりの観念に裏打ちされた台詞たちが苦しかった。個人的に「今どきそんな考え持つの古くないか」と思ったものの、実際に塔子の立場に立ったとき、状況によっては自分が我慢すれば丸く収まるという考えに行き着くこともあり得るのかなとも思った。だからか、村主夫妻の関係もどこかに実際にあるんだろうなとリアリティも感じられた😶

3.緊張を解く小鷹
塔子と小鷹(柄本佑)がチャリ2ケツしてるシーンよかった😌小鷹は、真と鞍田の2人の存在の間で揺らぐ塔子を、束の間ながら解放してくれるような存在だったような気がする💭

原作だともっと過激な描写があると聞いていたけど、映画では過激さを特に感じないし、恋欲にフォーカスされ過ぎていなかった気がする🧐

個人的には、塔子の生き方に共感するかと問われたら共感できないけど、女性の生き方1つを提示する側面を描きたかった映画だったんだろうなと思う🎬
きー坊

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