小説を読んでいる人と読んでいない人で意見が真っ二つに割れる作品ではなかろうか。
主人公の元不倫相手の鞍田という男は狡くて卑怯で汚い。読んでいて本を投げつけてやりたくなるくらい腹が立つ。しかし余命幾ばくもない中でも激しく人を求め愛するところにスポットがあてられたとても人間臭い作品なのですが、映画ではそれが全くといっていい程描かれていなかったところが非常に残念!
小説には描かれていない登場人物の主人公との絡みもかなり弱い。劇中主人公にはなんの影響も及ぼしていないし原作の世界観を全く無視した作品。ラスト15分くらいは早送りしてしまいました⏩
自身の評価は超辛めの★1.5。すんません。