Itotty

マトリックス レザレクションズのItottyのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

待ちに待ったマトリックス!久しぶりに公開初日に劇場へ。


■物語に引き込まれた
物語は、まさかのあの有名なトリニティのシーン。。。と第三者的に観察する謎の人物から始まります。
ここから、果たしてこのレザレクションズがどのような世界観でマトリックスを描いていくのか、ワクワクさせられます。
一方、アンダーソン君の世界では、もはや「マトリックス」は彼の作ったゲームになっている模様。。。え?これまでのマトリックスって実は夢オチだったの?という不安も。
本当に、この序盤は、どんなふうに物語が進むのか、何を目指すのか、何が復活なのか。いろんなことが謎で引き込み方が上手いなって思いました。


■懐かしさのあふれる所と、あふれない所と
「マトリックスといえば」で何を思い浮かべますか?
私は一番はスタイリッシュなスーツ&サングラスのアクションだったので、
実はそれは今作ではほぼないのが残念でした。
アクションも過去3作よりも近接的に場面展開が多かったので、純粋に役者さんたちの動きの美しさを堪能できなかったように思います。
ただ、トリニティーの蹴りだけは健在!ほんの数秒の中に、あの頃のトリニティーを思い出させてもらえて、感無量でした。

あげると本当にたくさんありますが、実は「リザレクション(復活)」という割には、懐かしい所は少なく、どちらかというと「進化」のように感じました。
この進化をよしとするか悪しとするか、また、これまでのマトリックスへの期待を求めるか否かで評価が変わりそうでした。


■過去作以上に、難解か?新たなキーワードも多し汗
結構ですね、横文字の単語が出てきまして、細かくはかなり難解でした。
大筋さえ見えて満足できる私のようなものは大丈夫なのですが、
きっとこれは複数回見ることが前提となるお話かもしれません。



今作は、続編には違いないけれど、かなり進化した続編でした。
それはやはり、過去作とほぼ同じ登場人物(ネオ、トリニティ、現実世界の人間、スミス、アーキテクト)が出てくるものの、彼らの思惑だったり方向性は、相当に進化してしまったと感じるからです。
そのストーリーに納得できるかどうかがとても大事だと思いますが、私はすんなり納得できたし、ターミネーターシリーズの言葉を借りるならば、「正当な続編」として、とても楽しむことができました。

ただ、ドラマとしてのアクションや感動、ロマンスを求めたファンにとっては、もう少しサービスしてもらえたら最高だったなと思う次第でした。
だって、これまでのように愛する人を救おうを意思を貫いたネオは本当にかっこいいんですから。あのあたりのシーンで感情をもっと揺さぶられたら、100点だったと思いました。





■疑問あれこれ※どなたか教えてください
・モーフィアスとスミスが1セットってどういうことだったの?ネオとスミスの話はこれまで通りの話だと思ったけれど、モーフィアスの所はよくわからなかった。ネオを導く者という意味では、トリニティと同様に彼もネオとセットの存在ということでしょうか?

・スミスはなんで復活したの?前作でマトリックスが彼を消滅させたと思ったけれど??その上で、本作でのスミスと新しいアーキテクトとの関係性が具体的に描かれていなかったです。

・「AIが感情を持つ=AI同士も対立する=一部AIは人間の味方」という流れはもう少し深掘りしてほしかったなー。

・オラクルがいなくてやっぱり寂しい。3の最後にみた朝日?は結局は電力不足で長続きしなかったってことか?
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