マトリックス レザレクションズのどど丼のレビュー・感想・評価

綺麗に完結した筈の傑作シリーズの続編、正直いる？と思っていたが、誰よりも制作に懐疑的だったのは監督本人だったと……。

どうせやるならと監督が伝えたい社会批判的なメッセージをブチ込んだ挙句、マトリックス固有の作風を薄め、観客の期待を逆手にシリーズ物、引いては映画というコンテンツそのものの在り方を問う、信じ難い驚愕作。ここまで変化球を投げてくる続編も無いので、ある意味観てよかったなと思う。監督は救世主でもありヴィランでもあるのだと思う。