ムラタモレッツ

マトリックス レザレクションズのムラタモレッツのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前作までのアサシンアクションや、映像技術、ウィリアムギブスン由来の圧倒的SF世界観を期待して観てしまうと、百歩譲って超絶ウンコ詰まりまくり映画。。。

しかし、前半で叶わない恋心を人妻に抱くナヨナヨゲームメーカーのネオが出てきて、自分の意図とは違うところで自分のゲーム作品が評価され、それに困惑する様は、私生活波瀾万丈ラナウォシャウスキー本人のドキュメンタリーを観ているようで見応えがあった。

だが、さらにしかしだ。
後半では
しきりに作品でネオが言う「ワイは救世主ちゃうんや」もある種のウォシャウスキーのメタになってるのかなと思われるのと同時に、現実世界では神格化されてるネオがマトリックスでイマイチ力が出ない展開は、ウォシャウスキーの監督としてのしょうもない矜持と言い訳が反映してるようで若干イライラした。
マトリックスに縋る私可哀想でしょ?的な。
彼女にとってのマトリックスは映画マトリックスだけなのかもね。。。

でもこういった感想を視聴者に持たせ、魅了し、通常版と限定版のパンフレットを両方買わせてしまうのもすでに彼女の術中ならば、ワイはまだマトリックスを抜け出せない電池野郎なのかもしれない。。。

あと話は変わるが、映画の結末にいくに従い思ったのが、女尊男卑とジェンダーレスを履き違えてる人結構いるよね!ウチの会社もそうです!この映画は違うけど!
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