再鑑賞
スパイダーマンNWH、アクロス・ザ・スパイダーバース、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3、EEAAO、ニモーナ、スコット・ピルグリム テイクスオフ... マトリックスレザレクションズはこれらの流れから観れば2020年代の名作のひとつには入る。と思う
タイトルの復活の名の通り、イーロン・マスクやインセル、ミソジニスト、トランスフォビア、トランプらに殺されてしまったマトリックスを復活させる、映画の存在自体がアツい。極限まで映画や作品、キャラクターを愛して それを何一つ隠さず(直球に)表現し切る。自分の人生と愛を大ヒット三部作の続編を通して描き、失われた作品の愛も取り戻したラナウォシャウスキーは凄すぎる。
人間も機械もみんなで手を取り合い大円団でハッピーエンドを迎えるのは、キャラクターを殺せばストーリーが進行すると勘違いしてる近年の商業作品が見習うべき点だと思うし、マトリックスを敵として再構築した男に｢2度目のチャンスをありがとう｣と言って終わるのも マジで愛で作り切った映画。まさに｢映画｣を超えてしまう映画、数ある8 1/2スタイルの作品の中でも異様な存在。
