Solo1968

ルディ・レイ・ムーアのSolo1968のレビュー・感想・評価

ルディ・レイ・ムーア(2019年製作の映画)
1.8
期待値とのギャップで、自己採点としてもかなり辛口となった。

本作を観る前は連続して アメリカ カナダ大自然での生活しかり旅をテーマにした ネイチャーモノを四作品程観ていたので、本作再生開始とともに映し出される この時代を再現した色味や音楽やその空気感にはワクワクさせられた。

また青春時代にこの日本でも誰もが憧れた 愛くるしくもカッコ良いエディーマーフィーが演じる主人公のキャラクターもとてもごく自然でイキイキしており、もうとんとん拍子で、本作への期待もピークに高まった。

が、しかし

悲しいかな 私には
本作の魅力であり、それにより彼の人生を切り開く事となった
「毒舌」が 何一つ理解出来ず
楽しむどころか、毒舌を振りまき 観客が盛り上がるシーンに取り残され 苦痛な時間が長かった。
万国共通の下ネタでもなく、動物を使った単なる口喧嘩ネタなど、これも 彼の十八番ネタだったのであろうから、劇中で嫌というほど 掴みとして映し出される。
初めは 全く面白さがわからないが、作品上での観客が大爆笑しているので、それに合わせて愛想笑いで付き合うが どうにも それ以外のネタでも、一ミリも 何が下品で何が面白いのか?全く共感出来ず。ラスト十分残してギブアップとあいなった。
まさか、ラスト十分で衝撃のエンディングなどもあるはずもないだろうし。

後半で 幾度か差し込まれる
ビバリーヒルズコップにおける
あの振り返り ニンマリ笑うシーンと同じショットもあるが、なんだか媚び売ってるようで正直 がっかり。

字幕で鑑賞したが、おそらく吹き替えでも僕には この作品におけるユーモアセンスは持ち得てないので、面白さを分かっていないのに、分かったふりして愛想笑いを二時間続けるのは娯楽でなく、忍耐と思えた
Solo1968

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