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マザーレス・ブルックリンのPeggyMYGのレビュー・感想・評価

マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)
3.4
1950年代のNYが舞台とあって、雰囲気たっぷりの上質な画作りは見応えあり。
本格的なジャズもふんだんに流れてハードボイルドの濃い空気が楽しめます。

トゥレット症候群を抱え記憶力は抜群の主人公を演じたエドワード・ノートン監督のマルチな手腕には大拍手!
なんだけど…

当時の都市開発に伴う組織の腐敗を中心に人間関係が複雑に絡まり合う話なので、気を抜けない上に長尺。
少々疲れます。

アレック・ボールドウィンは単純に権力に取り憑かれた気持ちいいくらい迫力のあるクズ。
兄役のウィリアム・デフォーは弱さが際立ち過ぎて兄弟に見えない。わりと小柄なんですね…周りの俳優が大きいのかな?

そこそこのピンチが何回もあり、正直誰が敵が味方かさえもあやふやになったままエンディング(面目ない)。ココ!という盛り上がりがなく終わった印象。
でもとにかくムードはありました笑。
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