地球外生命体

マザーレス・ブルックリンの地球外生命体のレビュー・感想・評価

マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)
3.2
エドワード・ノートンが『僕たちのアナ・バナナ』以来となる約19年ぶりの監督業に挑んだ作品で、1950年代のニューヨークを舞台に私立探偵が殺人事件の真相を追うアメリカンノワール。ノートンが監督のほか脚本、製作、主演も務めた。

原作は米作家ジョナサン・レセムが1999年に発表し、全米批評家協会賞(1999年)、英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞(2000年)に輝いた同名小説。

原作の舞台は99年だが、映画では57年に変更され、史実と物語が調和した脚本執筆に10数年を費やした。

障害を抱えながらも驚異的な記憶力を持つ私立探偵のライオネル・エスログの人生の恩人であり、唯一の友人でもあるボスのフランク・ミナが殺害された。事件の真相を探るべく、エスログがハーレムのジャズクラブ、ブルックリンのスラム街と大都会の闇に迫っていく。わずかな手掛かり、天性の勘、そして行動力を頼りに事件を追うエスログがたどり着いたのは、腐敗した街でもっとも危険と称される黒幕の男だった。

主題歌はノートンの長年の友人であるトム・ヨーク(レディオヘッド)が制作し、フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)とコラボするなど、豪華な陣容が劇伴を創出している。

★2019年サテライト賞
Auteur Award(エドワード・ノートン)
アートディレクション・プロダクションデザイン賞
地球外生命体

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