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ジェクシー! スマホを変えただけなのにのEDDIEのレビュー・感想・評価

3.5
スマホ依存の現代人に届ける爆笑コメディ。傑作“her”のお下劣版とも言える内容で、スマホの酸いも甘いも怖いほどに突き付けられる。とはいえストーリーは予想の範疇でお気楽に観るポップコーンムービーとしてオススメ。

予告段階から結構期待していた作品です。「ハングオーバー」の脚本家コンビのジョン・ルーカス&スコット・ムーア監督・脚本ということでノリのいい笑えるコメディになっているだろうなと。
下ネタNGの人には絶対オススメできませんが、一定の笑いが提供される点においては自信を持ってオススメできます。
主役の冴えないスマホ依存症男フィルを「ピッチパーフェクト」のアダム・ディバイン、フィルの上司カイをマイケル・ペーニャと見てるだけでも笑える2人。
今回は吹替版で鑑賞したので、問題のスマホに搭載されたAI機能“ジェクシー”の声は花澤香菜。花澤さんがあんなにも悶えたり、喘いだり、暴言吐いたりしているのも良かったんですが、字幕版のローズ・バーンの“ジェクシー”の声も聴いてみたかったですね。

しかし、この手のスマホ依存とAIの暴走という点においては「her 世界でひとつの彼女」で語り尽くされていて、さほど驚きの展開はなかったので、とりあえず気軽に深いこと考えずに笑える映画として観るに限ります。

予告編でも流れていた充電の電源プラグでジェクシーをイカせるシーンは下品ですが、かなり笑いました。
主人公が本当に友達もいない冴えないスマホ依存人間から徐々に逞しく成長していく模様や好きな女性との紆余曲折もとてもわかりやすい構成でいいですね。
ちょっとフィルの言動には苛立つ場面も多かったですが…。

あとはヒロインのケイト役のアレクサンドラ・シップはとても魅力的な美人さんでしたね。X-MENシリーズではストーム役としてお馴染みですが、今後も注目していきたい人ですね。

※2020年劇場鑑賞95本目
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