このレビューはネタバレを含みます
ビスコンティの長篇デビュー作。この時代(31年)にノワール小説を映画化していた慧眼は、やはり、並外れた天才の証左かも知れません。
今見ると、控えめなエロ描写も、当時の野郎共は爆裂感に溢れてたのでしょう!
物語には起承転結がしっかりあり、
出逢い、再会、殺人(交通事故)、喧嘩、二度目の交通事故での幕引きでという流れ。
しかし、今見ると、男も女も色ボケした動物の様で、特に男のメンタルの弱さにはガッカリ。しかし、そこがノワールとして作ったのではなく、人間ドロマとして作った監督の狙いなのでしょう。
生真面目すぎるんですよね!
しかし、郵便配達と不倫する話しじゃ無いのに驚く、ダメな私!