911後、CIAで開発された非人道的で効果のない拷問を国家情報委員会のスタッフが告発するレポートを巡る実話を基にしたドキュメンタリーのような映画。
日本では地味過ぎて公開されなかったようですがAmazonPrimeで鑑賞。ブッシュやらオバマやらライスやらアメリカ要人の名前が飛び交うなど非常にセンセーショナルな内容でした。
CIA自身が騙された拷問プログラムは噴飯ものですが他方で24のジャックバウアーが拷問を正当化している社会の問題についても激しく糾弾します。
役者もドラマも重厚な作りでアメリカとはどういう国なのかどういう国であるべきなのか。
現代アメリカは矛盾に満ち溢れていますが少なくともこういう真面目な作品が世に出る点においては日本よりはまともなのかも知れません。
