ノラネコの呑んで観るシネマ

ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画のノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

4.5
いやー面白い!
アジア初の火星探査を実現した、インドの宇宙開発実録。
大型ロケットの打ち上げ失敗の責任を取らされ、火星探査ミッションへの移動を命じられた、ラケシュとタラの学者コンビが主人公。
それは10年後に出来たらいいね?位の具体性しかない、要するに閑職。
だが科学者は転んでもただでは起きない。
二人は火星の大接近に合わせて、信頼性の高い小型ロケットを使って、新たな火星探査計画をぶち上げる。
集められたのは、経験の浅い女性科学者たちで、予算は戦闘機1機分にも満たない。
そして打ち上げタイムリミットまでは、たったの3年。
金なし、人なし、時間なし。
どう考えても不可能なミッションなんだな。
極限まで軽く、小さく、そして遠くに。
それぞれの才覚が一つずつ壁をブレイクスルーしてゆくのだが、難問解決に料理とか片付けとか、日常がヒントになるのが面白い。
女性中心ならではの、社会性が隠し味。
まあスタート時のチームはいくらなんでもあの人数じゃないだろうし、色々エンタメとして盛ってあるのだろうが、素晴らしきインド版「ライトスタッフ」。
しかしミュージカルはやっぱ外せないのねw
ブログ記事:
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