心に刺さる良いセリフの多い作品だった。それも、事実に基づいた話というのだから、余計に説得力がある。
予算的にもメンバー的にも、本当に見捨てられたような状況から火星探査機を打ち上げに漕ぎつけたチームの物語で、事実なのだから結果は分かっているのに上手くいくのか心配になってしまった。
そして最後にはちゃんと感動！
真面目な研究の話だけれど堅すぎない雰囲気で程よく笑えるシーンが入っているし、研究メンバーが一人一人個性的で目立たないキャラクターがいないので、科学や宇宙に疎い人間には小難しい言葉もたくさん出てくるのに飽きずに楽しめた。
インド映画はたった2時間ちょいの作品でもインターバルが入っているとは思わなかった。
また、ほんのりでも歌って踊るシーンを入れてくるあたりにも驚き。これについては、「踊るなら踊る、踊らないなら踊らない、どちらかにしろ！」と思ってしまった。ストーリーや雰囲気的には踊りのシーンは全く無くて良いし、強引に入れるなら、しっかり踊って欲しい。これじゃ肩透かしにあった気分。
