BaronPotato

パリ、テキサスのBaronPotatoのレビュー・感想・評価

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
3.8
146分ということで身構えたが、全く長く感じなかった。
家族関係に関する難しい問題が中心にあり、どの登場人物に感情移入するかで感じ方が全く異なってくる作品だった。

主人公のトラヴィスとその元妻はあまりに身勝手だし、トラヴィスの弟ウォルターの妻アンは非常に可哀想。
そして、ウォルターの心情は細かく描かれていないだけに、どうしてあのような行動を取ったのか、色々と考えられる。
結果的にトラヴィスの息子ハンターが幸せになれるのか、そしてハンターさえ幸せになれればそれで良いのか。
観ている最中も観終えてからも、思考が止まらない。
BaronPotato

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