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街の上でのFのレビュー・感想・評価

街の上で(2019年製作の映画)
4.5
3/22
久しぶりに観たら、あまりにも良すぎてびっくりした。何この大傑作映画

イハさん…



21/4/13
好き、めちゃめちゃ良かった。下北沢の街歩きがしたくなる映画。いわゆる映画ではあり得ない間であったり空気感がずっと続くけど、あれがリアルだよなって思う。誰かの日常を覗き見してる気分になってとてもいい、映画が終わってもあの世界はずっと続くんだろうなって思える。

何気ない会話であったり、人との出会いなど、大きなイベントは起きないけど当たり前のように過ぎてく穏やかな日常、そんな日常もその日常を過ごす人々も本当に愛おしく感じた。
お互い気心が知れてない時の会話での、話題と話題の間のお互いを探り合う絶妙な空気とか、気心を知れてるからこそ余計な事言っちゃう感じとか、ちょっとリアル過ぎた。他の作品だったら無駄なシーンとカットされるであろうものも、それぞれのキャラの人格を表すのに最適だったし、そういうとこにこそ人間の本質が出るんだなって思った。


イハと家で語り合う長回しのシーンめちゃめちゃ良くて、あの会話ずっと聞いてたくなる。関西弁凄くいいし、言葉選びとか話の広げ方最高だった。最後の邂逅シーンも流石でしかない、脚本がうますぎる。「お前誰だよ」の破壊力が凄い… 劇場で笑いが起きるのってやっぱりいいよなって思う。


若葉竜也が天才すぎるし、出てくる女優陣もそれぞれの個性があってとても魅力的で、キャスティングの絶妙さは今泉監督流石だなって思った。ミニシアターで観るべき映画をちゃんとミニシアターで観られて嬉しい。とりあえず下北沢に行ってみたい。

成田凌はどこにでもいるのね…笑
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