『サッドティー』のような群像劇。それでも笑いの手数や正確性が格段にパワーアップしているように感じられた。
愛についてのなんとも言えない感情表現の緻密さは健在で、そこの共感性が高いのはもちろん、ここまで、圧倒的に笑いのシーンが多いのは本当にすごい。大体のシークエンスで会場全体が笑いを共有するという不思議な体験。
関係が変わっていく儚さと美しさ。それを下北沢という街の移り変わりともリンクさせながらも逆にほのぼのとして変わらない日常の一コマとして見せてくれる。
監督自身、会話劇がコントになりすぎないように気をつけていることも意識しているそうで、個人的にも自然な笑いとして感じられた。とにかくそこのバランス感覚が素晴らしい。
今泉力哉監督、若葉さん、中田さんのティーチイン付き。
今泉監督はやっぱり独特な雰囲気。でも、すごく優しそうな人柄は伝わってきた。
若葉さんはスニーカーの中でもNBを履いてるイメージだったので、自分もNBで参加するも、当日はNIKEのAF1?っぽいのを履いてるように見えた…💦
中田さんは可愛かった!やはりイハが推しメンだ…
あの猫ちゃんTシャツは大名にもあったぞ。買っておけばよかった…
また観に行きたいと思える作品!
[2021年 74本目]