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街の上でのteratakuのレビュー・感想・評価

街の上で(2019年製作の映画)
5.0
『街の上で』を鑑賞・感想

相当な期待をもって映画館に見に行きましたがその期待を簡単に超えてくれました。
今年の好きな映画5本には絶対に入る映画でした。

この映画本当に面白いです!
警察官とのやり取りのシーンや城定イハと荒川青の恋バナの聞きあいのところなど、何処を切り取っても面白いシーンでもあり考えさせられるところもあるので最高でした。

荒川青が4人の女性とかかわって、荒川青が非日常的な出来事をしていくお話なのですが、4人の女性一人一人の個性が全く違うので好きな女性を一人決めて見るのも楽しいと思います。

自分は「城定イハ」がこの作品で好きな女性でした、理由としては「イハ」が言っていた「なんで好きとは思っていない人とは普通に話せて面白い話ができるのに、好きになると普通に話せなくて話が盛り上がらず挙句の果てには嫉妬するのだろう、普通に話せるそのままをスライドして付き合えればいいのに」このセリフで心を打たれ、共感しそれから「イハ」がこの作品の中から飛び出てきて「友達になってくれないかな」とまで思い好きでした。

道の真ん中で大人数で話すシーンなんて映画館で久しぶりに笑いました。(名シーン)

この映画で出てくる下北沢や青の働いていた古着屋、田辺冬子の本屋さんなどコロナが収まったらめぐってみて青を取り巻く世界観に浸って見たいと思いました。

友情出演で「成田凌さん」も出ていますが一瞬だけ出てくる役ではなく、大事な役どころであり成田凌さんのファンとしてもいい出演の仕方だと思いました。

今泉力哉監督を初めて知ったのは自分の好きな映画にもなった『愛がなんだ』で、本当にこの監督の作品は見た後何かを考えたり、自分のことを見つめなおしたりと、自分に多くの影響与えている監督だと思っています。
『愛がなんだ』にも出てくるこの作品の主人公を演じている、「若葉竜也さん」が本当にすごくリアルな演技で映画に引き込まれてかつ本当に居そうなキャラクターで、あって話してみたいと思うほど好きな俳優さんになりました。

本当に見たほうがいい作品です。 
しかしコロナが増えて、緊急事態宣言が出ている中なので十分に気を付けて見に行っていただけるといいと思います。
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