映画などの映像作品は、シーンを切り取り、繋ぎ作られていく。
我々の記憶も似たようなもので、あらゆるところが断片的に思い起こされるものだ。
ただ、生きてきた時間だけ、そこには時が流れていて、そこでやってること、もしくは何もしなかったりすること、その積み上げが生活であることを思い返させられる。
それが日々変わっていく街並みにも重ねられる。
そんな、日常のなんでもなさ、その尊さ。
ラストのわちゃわちゃ感で初めてこれが映像作品だったなーなんて思い出されて、それで作品として〆られるのが気持ちよかった。
途中の成田凌な成田凌すら日常ギリギリ感あったのが面白い。