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街の上でのO客のレビュー・感想・評価

街の上で(2019年製作の映画)
4.5
昨年の下北沢映画祭にて鑑賞。
映画は今泉監督節全開、笑わせにかかる部分も多く、
130分を感じさせない内容でした。
終わった後の下北沢の町を歩くと映画の世界が続いているようで
こういうのを感じられるのが映画だよねって思った作品です。

本来なら、今日5月1日に公開するはずでした。
下北沢映画祭での上映も台風19号が過ぎ去った次の日。
今のコロナ禍が過ぎ去った後に心から楽しみたいです。

映画祭当日、上映前の舞台挨拶で若葉さんが撮影中、
柄本さん・安藤さん夫妻にお会いした話をされていたのですが、
私も映画鑑賞後、お子さんを自転車に乗せた
安藤さんとすれ違ったことが思い出です。

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4月3日新文芸坐の先行上映にて鑑賞したので、追記。
愛がなんだ、サッドティーと共に
21時過ぎからのオールナイト上映でしたが、
ほぼ満員での上映でした。

登場人物が下北沢の街ですれ違って会話する本作と
映画館で同じ作品を観て、笑い、拍手する観客とが
お互い知り合いはほとんどいないけれど
同じ場を共有しているという意味で
何か重なったような高揚感がありました。

本作は満員の映画館で知らない観客同士で
観て楽しむのが最も良い映画だと改めて感じました。
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