オン・ザ・ロックのDのレビュー・感想・評価

「SOMEWHERE」の進化系である、ソフィア・コッポラ自身をモデルとした映画化。夫婦と父娘、そして母親との狭間で揺れる女心をユーモラスに捉える。さらに、「ロスト・イン・トランスレーション」の未来形としてもみることができる、嗜好がこらされた逸品。登場するあれこれがいちいち上品で洗礼されていて、ソフィア・コッポラの作品を鑑賞している感が強まる。出演は、ビル・マーレイ、ジェシカ・ヘンウィック、マーロン・ウェイアンズ他。