現地解散

アフター・ヤンの現地解散のレビュー・感想・評価

アフター・ヤン(2021年製作の映画)
4.3
人型ロボットやクローン人間が"家族"として受け入れられている近未来。
ある家族の一員のアンドロイドのヤンはある日故障する。家族にとってはその事実を受け入れることは出来ず、治す方法を模索するが手立てがない。そんな時、ヤンの中には1日に数秒間だけ動画を記憶するチップが隠されていることを知る。
ヤンの目には何が映っていたのか…。

静かに''家族のあり方''''人種''''現代テクノロジー''考えさせられる作品。
オープニングクレジットで踊り出す4人。この映画唯一の爽快感で作品の雰囲気とは真逆であるがそれぞれの家族を映し出すこの場面こそ、多種多様になった家族を表し、映画の本質のように思う。主人公一家はアンドロイドのヤンだけでなく、白人の父に黒人の母、アジア系の養女。見た目がバラバラな4人は家族ではないのか、否、家族。
何を持ってアジア系とするのかもバッサリと言うことはできない。
考え出すとキリがない。

ひとつ言えたのはヤンが見てきたものはキレイで自然と涙が出る優しい映画だった。
現地解散

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