このレビューはネタバレを含みます
私の一番好きな歌手は他にいるけど
私が一番好きな音楽アルバムは
リリイシュシュの呼吸なんです
死んだ人が突然目の前に現れたような
そんな衝撃だった…
お茶や蝶の話はよくわからなくて
無がなければ有も存在しない、も
ちょっとほんとわからなかったけど
(絶対理解できるまで観る)
いや〜こんないい映画があるんだ
ラーメンを食べているシーン
店内を引きで映す撮り方が
めちゃくちゃ小津安二郎ぽかった
ミカのルーツは中国だけど
コチュジャン作ったり
浴衣のようなものを着ていたり。
単にアジアごちゃまぜ〜じゃなくて
すべてが溶け合うように
ミカがアジアの良さを
ひとりで表してくれてた
終始「なんか泣きそう」が続いてて
ずっとそのなんかがわからなくて
でもきっとヤンを今はもう会えない人に
重ねて観ていたのかな〜
エイダがライブハウスで
グライドを聴いているシーンで
あっやばい…!てなって耐えたけど
ラストにミカがこの曲を口ずさんで
エンドロールで流れたとき崩壊した🥲
グライドじゃなかったら3.8かもだけど
ていうかもはやグライドという名曲に
当て書きした作品って感じだよね
生きててよかったし
やっぱりあの日あの時
リリイシュシュのすべてを観てよかった
ひとつひとつの描写が美しくて
なかなか感性重視の映画だけど
誰かにとっては雰囲気映画で
終わりそうではあるけど
監督と私の感受性がリンクしたおかげで
言葉にない部分を感じることができた
と思う!
あと「オマージュとはなんぞや?」
という問いに対して
私はこの作品を挙げていきたい🙋🏻♀️