ゴヤ・マーダーのホーガンのレビュー・感想・評価

ゴヤの絵を見立てた「見立て殺人」ということで見たんだけど、これは酷い。トリックは薄くて見立てとの関連性もほとんどない。実際のゴヤの生涯や作品性の方が余程スリリングでミステリアスだ。そして、女性刑事があまりにも社会性、協調性が無くてイライラさせられる。何も共感しない作品でした。

「見立て殺人」というと横溝正史だと思うけど、いかに横溝正史、そして市川崑が偉大であったかを思い知ります。