ルチオ・フルチ作品再鑑賞の回、その第四弾。
「サンゲリア」「地獄の門」「ビヨンド」をフルチの絶頂期とされているようだが、「ビヨンド」の後に公開されたのが本作。前三作にあった形振り構わないグロ描写が本>>続きを読む
ルチオ・フルチ作品再鑑賞の回、その第三弾。
「サンゲリア」「地獄の門」と来たら次は「ビヨンド」。「サンゲリア」の大ヒット後、「地獄の門」以降はグロいシーンありきで設定もストーリーもあってないような作>>続きを読む
ルチオ・フルチ作品再鑑賞の回、その第二弾。
「サンゲリア」の大ヒットに続くグロ満載のホラー作品。ゾンビ映画かと思うとそうでもない。元凶の首吊りした神父が登場するんだけど、神父や神父に殺された被害者も>>続きを読む
ルチオ・フルチ作品再鑑賞の回、その第一弾。
本作公開当時(1980年)、私は中学一年生になったばかりで一人で丸の内まで劇場に見に行った。今だったら確実にレイティングで見ることは出来なかっただろう。中>>続きを読む
先日鑑賞した「ダリオ・アルジェント PANICO」の監督であるサイモン・スカフィデによるルチオ・フルチのドキュメンタリー。
「ダリオ・アルジェント PANICO」と同じように映画の製作手法ではなく、>>続きを読む
御年84歳ダリオ・アルジェントのドキュメンタリー。
ダリオのドキュメンタリー「アルジェント・ザ・ナイトメア/鮮血のイリュージョン」は1986年の作品で人気絶頂の時期に当たり、ダリオの撮影手法をクローズ>>続きを読む
みんな大好きアートの新作。
こんな子供ですら容赦なく殺すアンモラルな残酷R指定映画が、全米で一位を獲得するってことが凄い(抜かれたのが「ジョーカー2」なので然もありなんな感じですが)。残酷表現もちゃ>>続きを読む
まるでB級映画の邦画タイトルのような本作は、ある程度のクオリティのある超オーソドックスな現代ゾンビ映画でした。
主人公は孤独から始まり、走って感染力が強く数秒で発症するゾンビは「28日後...」を思>>続きを読む
クラシカルな大金持ちの屋敷でその家族に酷いことをされる女性の話。最近見た「デ・ヴィル家の招待状」に似ている。もっとも、本作の方が先に製作・公開されている。
本作では花嫁として大金持ちに嫁いできてウェ>>続きを読む
高校生の単車窃盗犯グループの青春映画。これに少しだけJスプラッター風おふざけグロを塗した感じ。
口裂け女がキュートに描かれているのはこれが初めてか。なんか普通の役でも出演しているだけで笑えてしまう大>>続きを読む
典型的なスラッシャー映画かと思えば全然違う、変な映画でした。
水の都ベネチアが観光客に溢れ、それを良しと思わない地元民が観光客を襲うという一種の田舎ホラー。道化師の扮装をしたキ〇ガイと地元の秘密結社>>続きを読む
みんな大好きアート・ザ・クラウンが「テリファー」以前に登場した短編集である。ハロウィンの夜、キャンディと一緒に放り込まれていた謎のVHSをシッターと子どもたちが見るという話だが、そのVHSに収録されて>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
シャマラン監督作品は大好きでいつも劇場まで足を運んでいるんだけど、今回のはイマイチ。
ミュージシャンの実の娘をアリーナ規模の歌姫として起用するあたりは親バカちゃん極めりと思うけど、まあそれは良い。>>続きを読む
なんか変な映画。
シングルマザーのレネは謎の組織に拉致されて拘束されるんだけど、冷静な判断と肉体で拘束から抜けて鍵のかかった部屋から脱出する。その様を見て、あれ?これは「ナメてた相手が実は殺人マシンだ>>続きを読む
事件をリアルに極めて客観的な視点で描いた法廷劇。
転落して死亡した夫について殺人罪で起訴された妻。物的証拠が無い中、状況証拠が検察からも提出されるが、果たして妻は本当に夫を殺害しているのだろうか。法>>続きを読む
ソウシリーズ10作目となる本作だが、昨年9月に米国では公開されていたので一年越しでやっと公開されたことになる。
10作目でXというタイトルは「13日の金曜日」シリースでも「ジェイソンX」とされて、シリ>>続きを読む
プロモーションではサスペンス・スリラーとあるので、もう少し歴史ミステリー的な作品かと思ったら前半は「来る」を意識したガチホラー、後半は友情ものアクションホラーでしたw
前半は本当に面白い。ムーダンに>>続きを読む
社会分断のアンチヒーローとなり得る前作のジョーカーを続編でさらに増長させることを良しとしない、バットマンが存在しないリアルな世界観で刺激が強すぎるこのジョーカーを閉じるために製作されたと思われるような>>続きを読む
今年のホラー映画暫定ナンバー1!
70年代のライブショー自体が小粋で軽快、劇中の観客との一体感もあって劇場で一緒に拍手をしたくなる。登場人物も誰もが分かり易くてイイ!
本編とCMの時間の裏での展開が>>続きを読む
黒沢清作品らしく暗喩的で共感出来ないストーリーが感情移入を阻む。転売ヤーという売り手も買い手もなんとも思わないでただ利益だけを追求する人たちは自分が知らないうちに悪意を集め、一方でいつでも手が届くが触>>続きを読む
ティム・バートン流極上の悪趣味エンターテインメント!
まさか36年も経っているのにほぼ同じメインキャストで続編が見られるとは思ってもいなかった。前作を見たのは二十歳くらいで、その作家性からすぐにティ>>続きを読む
この映画は実話である連続殺人事件を元に製作されているが、決して昔の事件では無く現代の2006年に発覚した事件である。
快楽殺人事件を起こす犯人の狂気性は全世界共通なのかもしれないが、本作のテーマは貧>>続きを読む
5つの感情をキャラクタ化し、成長する女の子の内心を描いた前作の続編。今回は思春期に入った女の子の感情に、新たに大人の4つの感情が加わる。
前作は感情の擬人化によって人の成長を上手に表現できていること>>続きを読む
面会室スリラーが大好き。古くは「羊たちの沈黙」、邦画では「凶悪」、「死にいたる病」、他にも「ある男」の柄本明も良かった。アクリル板一枚を挟んで、そこ向こう側には連続殺人犯などの凶悪犯が存在している。面>>続きを読む
ヴァンパイアの少女がバレリーナであることは物語上必要では無いんだけど、やっぱり小さな少女が殺す前に踊るというのは「ミーガン」に影響を受けたのかな。
大筋のアイデアは面白いしキャラクタも立っていたので>>続きを読む
不条理な展開から大体ネタは分かってしまうお話。こういうのは上手に伏線を張られて回収されると気持ちが良い。例えば病院の中で出会う人物が、実は現実世界では✕✕という関係で出会っていた〇〇だった、とか、ね。>>続きを読む
エイリアン一作目に原点回帰したような話。
シリーズ作品からの引用も多いのでファンも嬉しいが、シリーズ作品を見ていない方も細かい伏線と回収の連続がアクションホラーの単体作品として楽しめる。
ただし、>>続きを読む
ネットフリックスのあらすじでは一応伏せられてはいるけど、ジャンルがそれになっているのでネタバレw
まあそんなネタバレは無くともすぐに古典ねって分かってしまうのでネタバレの罪は軽い。
デ・ヴィル家の屋>>続きを読む
貧困黒人エクソシズム映画
黒人シングルマザーによる貧困家庭を悪魔が襲う、それを迎え撃つ黒人教会の物語。実話を元にしているというがそういうのは半分以下で聞いておこう。
前半のやさぐれた母と貧困家庭の>>続きを読む
ソーシャルメディアは世の中を大きく発展させたがマイナス部分も大きい。本作はそんなマイナス面についてエロもグロも無しで直接警鐘を促す道徳的な作品。
SNSにあげて制限時間内に「いいね」を規定数取らなけ>>続きを読む
白石オリジナル脚本のような原作をより白石作品らしくブラッシュアップされた白石ファン垂涎の新作。
白石晃士監督と原作者の押切蓮介、白石作品の功労者とも言うべき田坂公章のMCによるティーチイン付き舞台挨>>続きを読む
コメディは苦手、韓国のコメディは特に苦手で、マンションが崩落するまでは少し苦痛だった。
しかし、何百メートルも落ちる崩落が半端なくてまず爆笑。
あとはハリウッドパニック映画並みに色々なことが起きるし、>>続きを読む
1947年に起きた未解決事件の「ブラック・ダリア事件」を題材とするブライアン・デ・パルマ監督によるフィクション作品。
未解決事件を題材とする作品としてはデヴィッド・フィンチャー監督の「ゾディアック」が>>続きを読む
「エクソシスト」や「オーメン」、「キャリー」などオカルト映画と呼ばれたハリウッド作品が国内でも大ヒットし、日本でもオカルト映画を東映が作らせようとしたのが本作。
犬を首だけ残して地面に埋め、その首を刀>>続きを読む
マーベル偏差値の高いマルチバース作品
デッドプール前二作は傑作。特に2はアクション、おふざけから最後のしんみりまでそのバランスは最高。本作も期待したところだが、マルチバースのカオスっぷりとマーベル偏>>続きを読む
ガチガチのビジネスホラー(アイドルらを起用した緩いJホラー)かと思ったら「呪怨」を彷彿とさせるような面白さがあった「ミンナのウタ」。そのホラーヒロインとなる高谷さなをフューチャーした清水崇監督の新作と>>続きを読む