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素晴らしき、きのこの世界のsabakanのネタバレレビュー・内容・結末

素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

映像的にも、学術的にもにも面白い作品だなと思いました。

映像的には、キノコや菌類の成長過程のタイムラプス映像がとても神秘的で、部屋にディスプレイで流しておきたいくらい綺麗でした。撮影陣のねばり、苦労感じます。

学術的には、菌糸を通した大規模生体ネットワークについての部分が、菌糸というミクロな構造から組織として意思(外敵がいないところに子孫を増やそうとするなど)を持ったようなマクロなネットワークが自然の中で形成されるというところにロマンを感じました。

少し気になったのは、後半1/3が宗教的というか概念的な話が続くので、すこしうんざりする部分です。とはいえ、マジックマッシュルームの話やトランス状態を体験して見たい!いう気持ちにはなるので、きのこの世界に引き込むという意味では、とても構成がしっかりした作品だと思います。

総評としては、自分の興味分野を広げられ、菌類に映像的に魅了されたので大満足です!
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