すー

素晴らしき、きのこの世界のすーのネタバレレビュー・内容・結末

素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

メモ:🍄

タイムラプスで見るキノコの成長映像。冒頭のこの辺の映像はなんかよかった。このままキノコに詳しくなるぞーっていう気持ちで見続けたら。
キノコの種類とかその特性とかそういう話はほとんどなくて。
後半はなんだかほぼ思想の話だった。

キノコのもたらすトリップに魅せられて、キノコ好きになった人たちのキノコ宗教を見せられた気持ち。
年齢的にもヒッピー文化の残党か。
さすがにキノコに魅了されてるだけあって、トリップ中の経験を語る時は饒舌で聞かせるね。この人。
ただ単にそういう体験が好きなんです人間にはこの手の逃避も必要なんですと言えば素直なのに、癌が治るとか死を克服するとか、キノコは何もかも解決するみたいな思想で武装しているのが、なんともうさんくさい。
かと言って、キノコやその他の自然がもたらす幻覚をはじめとする作用を完全否定する側も不自然で不健全な感じだし。要はバランスだなあ、と。

それはそうと、菌が付着した働きアリの話は面白かった!
巣に入ってしまうと巣ごと菌に侵されるから、門番アリがその働きアリを巣の前で止める。これはわかる。
門番アリが処刑場にそのアリを連れてって殺す。これもわかる。
門番もその場で自殺する。殺す時に菌が付着してしまうから。ってのは、個より集団って感じですごいなあって思った。ハイブマインド的な。。。
こういう類の話を聞かされる方が好みだなあ。

…あ僕たけのこ派です。
すー

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