The Dead Father(原題)を配信している動画配信サービス

『The Dead Father(原題)』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

The Dead Father(原題)
動画配信は2025年6月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

The Dead Father(原題)が配信されているサービス一覧

『The Dead Father(原題)』が配信されているサービスは見つかりませんでした。

The Dead Father(原題)が配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
WOWOWオンデマンド
アニメタイムズ
Roadstead
J:COM STREAM

『The Dead Father(原題)』に投稿された感想・評価

[ガイ・マディン、その伝説の始まり] 60点

親友ジョン・ハーヴィを主演に迎え、3年掛けて完成させたガイ・マディンの伝説的デビュー作。親友ジョン・パイズの説得によってトロント国際映画祭に送られたことで、マディンはエゴヤン、ポデスワ、ジュイソンなど他のカナダ人映画監督と親睦を深め、結果的に世界的な映画監督となる足掛かりを作った。物語は語り部の"息子"の死んだ父親について、その不思議な出来事を回想する形で展開する。いきなり亡くなった父親がダイニングテーブルに寝そべっているシーンで幕を開け、既に亡くなっているはずなのに新たな家族を得ても尚"息子"たちの生活にダメ出ししてくる奇天烈な設定、"息子"の健忘症など後のマディン作品に欠かせない要素がこれでもかと盛り込まれている。ちなみに、父親役はマディンが通っていた大学の教授らしい。

これを観てデヴィッド・リンチを思わない人はいないと思うが、関わった本人たちはリンチ作品を観たことがなく、映画祭上映時にリンチと比較されて絶賛された際に漸く観たらしい。ホンマかいな。
3.0
週末にガイ・マディン特集を観に行きたいので、その前に彼のデビュー作を観てみた。シュールな作風や奇妙で不気味な雰囲気は、確かにデヴィッド・リンチを彷彿とさせる。ただ、リンチ作品に比べると、どこか平面的な印象を受けた。以前観た『世界で一番悲しい音楽』(うろ覚えだが)にも、似たような印象を抱いた気がする。表現手法自体は面白く、サイレント映画を意識した動きや画作りは好みだが、映画そのものにはあまり深みがないというか…悪く言えば、表現や映像が先行している感じ。

よく『イレイザーヘッド』と比較されるみたいだけど、自分にとってのリンチ映画の魅力は、精神分析的な観点から切り込める楽しさも確かに大きいんだが、それだけでは捉えきれない、言葉にできない部分や独特のセンスにあるんだな、と気づいた。対して、ガイ・マディンのこのデビュー作は、なんというか、精神分析の理論をシュールな映像に落とし込んだような作品だった。「父」という表象がそのまんまだしな(実際に監督の父の死から着想したらしいが)。非常にストレートでわかりやすい。ここには大きな違いがあるように思う。

たとえるなら、訳の分からない包装紙に包まれたキャンディをもらったならば、「何味かな?」というわくわく感があるが、むき出しのキャンディをそのまま渡されたら、「ああ、これね」となるような、そんな感覚に近いかもしれない。喩えが適切かどうかはわからんが、そんな印象。