マイルスデイヴィスは、時々聴くくらいで、自伝など読んだ事無いし生き様とかエピソードなんて全く知らん！ジャズの帝王ね！というくらいの知識で鑑賞しました。
でもほんっと最高でした...
予告も何回も観たけど、やっぱり最初の方で流れたMilestonesで、ワクワクが止まらなくて鳥肌が立ちました。
この映画を観終えたら、元々ジャズに興味がない人も、こんなに格好いい音楽聴かずにはいられなくなるんじゃないかと思います。
ドキュメンタリーのような作り。マイルスに似た声の人が、ナレーションを入れたり、マイルスの人生に関わってきた人たちの話だったり。
ここまで周囲の心を動かす人間って、なんて凄いんだろうと思う。
もちろん才能やセンスに長けているんだけど、それだけじゃなく、人生の信念や本人の苦悩・葛藤が垣間見える辺りが人を惹きつけるのかなと思った。
出てくる人みんなが笑ったり怒ったり悲しんだりしながら彼の思い出話を語っていく。だんだん自分まで今は亡きマイルスデイヴィスに思いを馳せて、彼が亡くなってしまった事への喪失感にかられた。あんなに天才的な音楽を生み出す人がもう生きていないんだと思うと胸が苦しい。
兎にも角にもマイルスデイヴィスがカッコ良すぎる。マイルスの挑戦的な生き方を見て、自分も奮い立たされた。毎日一歩ずつ前進するように、頑張り続けるだけだ。
映画が面白かったのに加えて、自分をまた一歩成長させる事のできた一本なので、星5です。
